抱え込んだ憂鬱は秋風が吹き飛ばしてくれると信じて、年内最後のたにっきは明るく締めくくりたい話。

大学生としては最初で、平成では最後の秋を迎えています。

“心地よい快晴の空模様。枯葉を踏みしめる音。凛とした空気に、心も体も澄み渡る。”

と、こんな風流な感じで過ごしていくものだろうと思っていたのですが、自分自身も、周りもどうも様子がおかしい。

「鬱が蔓延している!!」

部活の同期を見ていても、前はできていたことが急に手につかなくなったり、急に一人を好むようになったり、普段はおちゃらけているのに、ふとした瞬間に闇が見え隠れしたり。一体何があったと言うのでしょうか。
一年生のこの時期は、時間が余っているが故に、それを有効に使おうと頑張り過ぎたり、何もせず過ぎていく時間をもったいないと嘆いたりして、「このまま、死ぬまでずっと暇潰しだよ …」みたいな考えに陥り、不調を招く原因となるかもしれません。しかし、暇な時間は決して悪いことではないと思います。

暇。それは人々が追い求めている永遠の幻想です。現代人にはタスクが多過ぎます。当たり前のように1 日の半分くらいは何かに拘束され続け、家に帰ったら寝る時間を確保しなければいけません。それが何年も続いていきます。これでは、死んでいくために生きているようなもの。それに比べて、暇な時間が無駄だと嘆いていられるのは遥かに幸せなはずです。

それでも、人は暇な時間が過ぎていくことを恐れてしまいます。自由な時間は、主体的に過ごしていかなければいけないからです。強制されてやることは簡単でも、自ら行動を起こすのは難しい。

であれば、自由な時間に、自分のやりたいことだけを追い求めるのだったら、簡単な気がします。そして、これは拘束されている間は絶対にできないことです。好きなことだけやって、側から見れば無駄に過ぎていっているような時間にこそ、宝物は埋まっていると思います。

自分自身が、強く、たくましく、美しくありたい、あるいはお金を稼ぎたいと言った欲を持つのは人間にとって自然なことで、それを隠さずに貪欲な努力を重ねることは、変に謙虚でいる姿勢を見せる人よりもよっぽど謙虚に見えます。

「てかさ、よくよく読んでみたら、結局何も解決してなくない?」

「まーた文才アピールしてやがる」

「関係なくなっちゃったよ!結構序盤で鬱関係なくなっちゃったよ」

「間違いない!」

これ以上長く書いても、変な宗教の勧誘か胡散臭い自己啓発本みたいになりそうなのでやめておきます。

雲ひとつない秋空の下だったら、きっと何をやっても自由だし、後悔もないはずです。

つまらないなー、と思いながらも過ごしていく日々の中に小さな「非日常」を見いだして、人生における大きな「発見」につなげられるような、豊かな感受性を持った人間になりたいな、と最近は思っています。

さて、気づいたのですが通算3回目のたにっきにして、早くも今回が年内最後になるようです。そこで何か楽しい話題で締めくくろうと思います。
昨日流行語大賞のノミネートが発表されたので、自分的な今年の流行語を発表しても良いのですが、ボランティアとか、ゴム手袋とか、◯◯まるとか、◯◯ウィンとか説明に困るようなものしかないのでやめておきます。
今年は大坂なおみ選手や、大谷翔平選手、サッカー日本代表などスポーツに関する明るい話題が多く、スポーツには人々を一つにする力があるな、と改めて感じました。プロとして第一線で活躍するアスリートはもちろん、見ている私達も、他のことを全て忘れて、子どものように没頭できるのがスポーツの魅力だと思います。 1年半後には信濃町にオリンピックがやってくると考えると本当にワクワクします。
ことゴルフは、競技の中ではメンタルをやられることが多いですが、技量の上達とともに、精神的にも成長できる唯一無二のスポーツだと思います。
来年もゴルフを頑張り、心は穏やかに過ごしていきたいですね。RT