ひさみ映画史

私は実は(?)映画大好きです。おそらく300本くらいは見ているはず。その中で映画の見方というのが変わってきたのでその変遷とお気に入りの映画を語ります。 映画をにハマり始めたのは中学2年生。毎晩親が寝静まった後に忍び足でリビングに向かい、映画を永遠に放映しているチャンネルでその時やっているのを見るというスタイル。この、事前情報なしでジャンルぐちゃぐちゃで偶然にいろんな映画に触れられていたのが本当に幸せでした。「タイタニック」「シンドラーのリスト」「スラムドックミリオネア」「ジャンゴ」毎晩今日はなんの映画に出会えるのか、わくわくしていたのが懐かしい。毎日寝不足で学校、それすなわちベッド、くらいに思っていましたが。 中学3年生、運命の「 before sunrise 」という映画に出会う。アメリカ人の男子大学生がフランス人の女子大学生に鉄道の中で出会ってウィーンで途中下車、ただひたすら一晩歩き続ける、という映画。なんの事件も、政治的陰謀も、悲劇も起きない、ただ歩いてしゃべっているだけなのに惹きつけられて目が離せない。好きすぎて高校生で全部ディクテーションしました。この映画に憧れ続け、はや5年。 高校生、引っ越して以前ほど映画を見れなくなるもamazon primeでちょくちょく。北野武の「アウトレイジ」「座頭市」に出会い慶医の面接で北野武の映画についてなぜか語り、入学後「緋紗美の声が大きすぎてこっちが聞き取れなかった」と同室だった男子に言われました。最近のnetflix「浅草キッド」は良かった。 大学生、amazon prime に並行して渋谷文化村のミニシアター「ル・シネマ」に通う。時間潰しに下のカフェでカフェラテとタルトタタン、人少ないから一列に私だけ、絶妙に首が疲れる座席で本編までうとうと、終わった後に同じ映画見てた人たちだけが乗ったエレベーターでみんな目線合わせず黙って降り、駅までのちょっと騒がしい道を余韻に浸って歩く。すなわち至福。「summer of 85」「少年の君」は傑作。 映画祭もそろそろ行ってみるかな、とか思っています。最近また映画に飢えているのでみなさんおすすめ教えてください。語りすぎました。