選挙

最近、参議院選挙が話題になっています。
よく「政治と宗教と野球の話はしない方がいい」なんて言いますが、僕は選挙の話をするのはけっこう好きです。もちろん気心の知れた間柄で、という前提ですが。みんながどういう考えで投票しているのか、なぜ賛成したり反対したりするのか、そういう素朴な疑問に興味があるからです。

僕は18歳のときから、毎回欠かさず投票に行っています。
というのも、政治にちょっとロマンを感じているからです。
政治家って、言葉だけで人の心を動かして当選を目指し、自分の考えで国を動かそうとしますよね。そのうえで、与党と野党の争いがあったり、党内での派閥があったりして、まるで「信長の野望」みたいな勢力図争いが繰り広げられている。誰がどんな戦略で国民の支持を集めるか、そのドラマに自分も参加しているような気分で、投票所に足を運んでいます。

…なんて、ちょっとカッコつけたことを言ってみましたが、正直、少し前までは軽い気持ちで投票していました。
都知事選では政見放送が面白かった後藤輝樹に、3年前の参院選では当時話題だったガーシーに投票したこともあります。いわば、ポケモンでいう「コイルショック」、イナズマイレブンでいう「五条勝事件」的なノリです。

まさかのことに、ガーシーは当選してしまい、
自分の一票にも日本を変えれる力があるのだと驚きました。その後、彼は一度も国会に現れず、除名されました。ネットには「こんなやつに投票するバカがいるから日本はダメになる」なんてコメントもあって、さすがに胸が痛くなりました。

でも一方で、ああいう”とんでもないやつ”がいることで、
僕みたいな当時政治に興味がなかった若者が「投票してみようかな」って思えたのも事実だと思うんです。だから、どうか僕のことはあんまり責めないでくださいね。

ちなみに、その話を普段とっても優しくて、いつでも僕を肯定してくれるおばあちゃんにしたら、
なんとも言えない、しょんぼりした顔をしていました。
僕までちょっとしゅんとしてしまいました。

たいら

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