という小説をご存知でしょうか。先日暇つぶしに本屋を徘徊してたらこの強烈なタイトルが目に飛び込んできて、つい気になって買ってしまいました。いざ読んでるとまあものすごい小説すぎて、読み終わった今も頭から離れません。数年前に実際に起きた東大生の暴行事件がモチーフとなっていて、東大入学式の祝辞で上野千鶴子が取り上げたことでも話題になってたみたいです。横浜郊外に住みごくふつうの家庭で育った女子大生の美咲と、都心の申し分ない環境で育ち東大に進学したつばさ。そんな二人が出会い恋に落ち、、、。正直途中でもう読むのやめようと思ったくらいには胸糞が悪く、苦しく、不快な気持ちになり、その嫌悪感についてたくさん考えさせられる、そんなお話でした。不快指数マックス、後味もめちゃ悪いですが、ジェンダーだの学歴主義だのそういうリアルに根深く在る問題について考えるきっかけをくれる小説です。書いてたらだいぶ重たい紹介文になっちゃいましたが、とにかくぜひ一度皆さんも読んでみてください。よしの